登山道紹介
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登山道紹介 [2021/04/10 03:09] – moepapa | 登山道紹介 [2024/12/16 19:39] (現在) – moepapa | ||
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富士山頂上へと登るには、主に4つの登山道があります。 | 富士山頂上へと登るには、主に4つの登山道があります。 | ||
- | ここでは、車やバスで行ける五合目を起点としての登山道4つを紹介します | + | ここでは、車やバスで行ける五合目を起点としての登山道である4つを紹介します |
- | ※裾野(一合目)から登るとなると、車でなく、徒歩で登れる用の、また別のルートがありますが、ここでは初心者からの登山のためのルート(五合目からの)を紹介をします | + | ※裾野(一合目)から登るとなると、車でなく、徒歩で登れる用の、また別のルートがありますが、このサイト自体ガチの登山家向けとかでなく、レジャー感覚で冨士山に行きたい人向けですし、ここでは初心者からの登山のためのルート(五合目からの)を紹介をします |
- | 登山道には、富士山の東方から | + | ---- |
- | 富士吉田口・河口湖口(同じルートのことをさしています) | + | 登山道には、富士山の北方(山梨県側)からアプローチする登山口として、 |
- | 須走口 | + | |
- | 富士山の南方から | + | **富士吉田口・河口湖口(同じルートのことをさしています)** |
- | 御殿場口 | + | がありまして、 |
- | 富士宮口 | + | 富士山の東方と南方(静岡県側)からアプローチする登山口として、 |
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+ | **須走口** | ||
+ | **御殿場口** | ||
+ | **富士宮口** | ||
が存在します。 | が存在します。 | ||
- | それぞれどの登山道からでも当然頂上まで到達できますが、それぞれ特徴があり、 | + | |
+ | それぞれ、どの登山道からでも当然頂上まで到達できますが、登山道それぞれに特徴があり、 | ||
目的に応じ一長一短です。 | 目的に応じ一長一短です。 | ||
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以下で各登山道の短評を挙げておきます。 | 以下で各登山道の短評を挙げておきます。 | ||
- | 富士吉田口・河口湖口 | + | ---- |
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+ | ===== 富士吉田口・河口湖口 | ||
4つの登山道の内、もっとも登山者の多いルート、一般的なツアーも多くがここを利用。 | 4つの登山道の内、もっとも登山者の多いルート、一般的なツアーも多くがここを利用。 | ||
- | また、五合目の栄え方、道中の登山宿の多さも一番です。 | ||
- | 多くの人が利用し、ツアーも宿も多く、情報も調べやすいため、初心者が一番多く利用するルートですが、 | ||
- | 実際には慣れてくるとオススメはできません | ||
- | ・五合目までの道路が有料で、しかも高い | + | また、五合目の栄え方、山頂までの道中の登山宿の多さも一番です。 |
- | ・混み過ぎていて五合目までも渋滞することが多々 | + | 多くの人が利用し、ここを登るツアーも多い、登山道沿いに宿も多い、情報も多く調べやすい、初心者が一番多く利用するルート、とだいぶ初心者向けの登山道のようですが、 |
- | ・登山道も団体さん等多く渋滞しがち | + | 実際には慣れてくるとあまりオススメはできません。 |
- | ・宿も混み過ぎていて落ち着けない | + | |
- | 等、結構デメリットも多く、登山回数の浅い内以外は通好みの須走口などがオススメかと。 | + | 理由としては、 |
- | なお、五合目の標高は約2300m、割と高いところからスタートできますが、 | + | ・五合目までの道路が有料で、しかも高い(時期によってはそもそも下の駐車場に停まりシャトルバスで五合目には来ることに) |
+ | ・自家用車で五合目まで来れる時も、混み過ぎていて、五合目までも渋滞することが多々 | ||
+ | ・登山道も団体さん等多く渋滞しがち(細い道も多いので急げない) | ||
+ | ・各宿も混み過ぎていて落ち着けない | ||
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+ | 等、もちろん初心者にとっては周りに人が多かったり、店、宿が多いことのメリットも多いのですが、結構デメリットも多く、登山回数の浅い内以外は通好みの須走口など、他の登山口の方がオススメかと。 | ||
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+ | なお、五合目の標高は約2300m、割と高いところからスタートできますが、 | ||
平坦な道の横移動が多く、実際の歩行距離は全ルート中1番長いです。 | 平坦な道の横移動が多く、実際の歩行距離は全ルート中1番長いです。 | ||
※東京から行きやすいのもあり、筆者は一番よく使っているルートです。 | ※東京から行きやすいのもあり、筆者は一番よく使っているルートです。 | ||
- | 須走口 | + | < |
- | あまり人気の無いため、比較的空いている登山道です。 | + | <iframe width=" |
- | 多くのツアー客や、初心者が吉田口から登るため、こちらの登山道は、穴場として、常連客等に人気です。 | + | </ |
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+ | ===== 須走口(すばしりぐち) ===== | ||
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+ | あまり人気が無い登山道のため、比較的空いている登山道です。 | ||
+ | 多くのツアー客や、初心者が冨士吉田口から登るため、こちらの登山道は、穴場として、常連客等に人気です。 | ||
五合目が狭く、駐車場も少ないため、一番の登山ピーク時には、マイカー規制している吉田口の方が早く五合目に着けますが、その時期以外は空いていてオススメです。 | 五合目が狭く、駐車場も少ないため、一番の登山ピーク時には、マイカー規制している吉田口の方が早く五合目に着けますが、その時期以外は空いていてオススメです。 | ||
通常は空いていますが、ピーク時のみこの登山道でもマイカー規制を行っています(詳細→マイカー規制期間)。 | 通常は空いていますが、ピーク時のみこの登山道でもマイカー規制を行っています(詳細→マイカー規制期間)。 | ||
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また、下山時には駆け下りることのできる道として有名な、「砂走り」が体験できます。 | また、下山時には駆け下りることのできる道として有名な、「砂走り」が体験できます。 | ||
- | 富士宮口 | + | < |
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+ | ===== 富士宮口 | ||
4つの登山道のうち、もっとも高い位置(五合目の標高が)からスタートでき、斜面を直線的に登るルートですので、登頂までの歩行距離がもっとも短いです。そのため、やや初心者向けの登山道とされています。 | 4つの登山道のうち、もっとも高い位置(五合目の標高が)からスタートでき、斜面を直線的に登るルートですので、登頂までの歩行距離がもっとも短いです。そのため、やや初心者向けの登山道とされています。 | ||
静岡県の御殿場ICから、富士スカイラインを経由して五合目に。 | 静岡県の御殿場ICから、富士スカイラインを経由して五合目に。 | ||
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また、4登山道の内、もっとも西側に位置する登山道のため、御来光が東側の尾根沿いからしか出てこないです(地理的条件で仕方無いですが)。 | また、4登山道の内、もっとも西側に位置する登山道のため、御来光が東側の尾根沿いからしか出てこないです(地理的条件で仕方無いですが)。 | ||
- | 御殿場口 | + | ---- |
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+ | ===== 御殿場口 | ||
4つの登山道口のうち、もっとも標高が低く(しかも他より圧倒的に低い!)、標高は1440mしかありません。 | 4つの登山道口のうち、もっとも標高が低く(しかも他より圧倒的に低い!)、標高は1440mしかありません。 | ||
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通常、他の登山道は、五合目、標高約2300mくらいからスタートしますので、ここの低さはかなりのものです。 | 通常、他の登山道は、五合目、標高約2300mくらいからスタートしますので、ここの低さはかなりのものです。 | ||
登山客は少ないので登りやすいかもしれませんが、登山口からわずかに登ったところに、大石茶屋という山小屋がある他、約3000mにある日の出館まで、一切山小屋がありません(トイレも) | 登山客は少ないので登りやすいかもしれませんが、登山口からわずかに登ったところに、大石茶屋という山小屋がある他、約3000mにある日の出館まで、一切山小屋がありません(トイレも) | ||
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それだけに、利用者も少なく、この御殿場登山道は、宿もすいていて快適、という評価をよく見かけますが、富士登山初心者には少し難易度が高いかと思われます。 | それだけに、利用者も少なく、この御殿場登山道は、宿もすいていて快適、という評価をよく見かけますが、富士登山初心者には少し難易度が高いかと思われます。 | ||
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登山道紹介.1617991745.txt.gz · 最終更新: 2021/04/10 03:09 by moepapa